はなこの想い出



1997年6月。
はなこが我が家にやって来た最初の夜。

ちいさくて、まったく可愛く無くて…、どうしよう、って初日は本気で思った。
子猫ってここから「我が家の顔」になってゆくのよね。
どんどん可愛くなってゆくの。

「はなこ、はなこちゃん、はなちゃんなのよ、あなたは」…と言っても
最初は反応、全くないのよ。
それはそうよね、名前なんて分からないわけだから。
毎日、毎日、名前を呼ぶことで認識してゆくの。

2人の人間は…本当に幸せだったけど、とても不安だったなあ〜。



仕事用の椅子で寝ているはなこ。
小さいなあ〜可愛いなあ〜と本当に思った1枚。

小さいのに、ひとつひとつの仕草がいっちょ前で、ミニチュアなんだよね〜。
最初からおしっこもおウンチも失敗したことなかった。

銀座ウエストのお菓子缶に猫砂を入れて…
それで一生過ごせると思っていた私。

相方が横浜中華街で買った籐篭に寝床を用意したんだけど
はなちゃんは、そこがちゃんと自分の居場所だって認識して入った時には驚いた。

このころはデジカメなんかなくて、フィルム写真でのデビューでした。






2000年07月29日のはなこ

はなちゃん3歳。
こうやって、隙間があると必ずこうして入るのよね。
賢い賢いはなちゃんは、なんでも確認しないと気持ちが修まらない。
本当にかわいい。






2000年12月24日撮影

はなこと小太郎、ふたりの時代。
中華街で買った籐篭、使ってくれているね、はなちゃん。
これが最初のはなこの場所。
緑のこのクッションは、ふたつめのはなこの場所。
Hanaって刺繍がしてある。
そこに小太郎。
コタちゃんのお手手クロス、かわいい。

我が家は1つのパネルヒーターしかなかったので、それを仲良く使ってもらうしかなかった。
家族が増えて、嬉しかった。





2001年03月18日撮影

猫草を食べるはなこの後ろ姿と、それを見つめる小太郎。
まだ我が家には2匹しかいなかったんだわ。
何だか淋しい。





2001年05月03日撮影

はなちゃんは軽井沢が大好きだった。
緑の風を浴びながらのお散歩が本当に大好きだったの。
いろんなことに興味津々。
土の感触、鳥たちの声、お花たち…

カラマツの木に、垂直に登りだした時は、本当にびっくりした。
猫って…猫って…





はなちゃんの場所。
このオモチャが大好きだった。






2002年7月13日撮影
夏、暑かろうと大理石のスペースを作った。
これまた、はなちゃん、お気に入りの場所となった。
足元にお気に入りのオモチャ。





2002年09月17日撮影

9月7日に「つぼみ」が我が家にやって来て、
「なんでこうなるの?」と私に訴えかけるはなこ。

手前よりはなこ、つぼみ、奥に小太郎
賑やかになって、本当に、本当に楽しかったね。
兄弟でも親子でもないのに、みんな白黒ハチワレ。
みんな全く性格が違っていて楽しかった〜。





はなこのお皿。

はなこが我が家にやって来た時、妹さんから頂いたの。
最高に素敵な食事皿。
ありがとう。






で、我が家のパネルヒーター前はこうなった。
2002年10月31日撮影






2006年の猫めくりカレンダーにも入選した。






キュウリを舐め削るのが大好きだった。





2014年05月02日撮影

ステキなツーショット。
この年、02月09日、川口からやって来たフィリップを家族として受け入れているはなこ。

この二人には、暗黙の絆があったように思う。
品格と知性と…何か共通するものがあったように思う。
なんとまあ、大人の世界よ。
フィリップ3歳、はなこ17歳。




一体何枚の写真があるのだろうか。
あんなに小さかったはなこが、こんなにも立派になって。
最初は一人っ子だったはなこが、大家族になって。
ちゃんと自分の揺るがぬポジションがあって。
誰にも媚びず。

すごいな、はなちゃん。
楽しいい時間をたくさん、たくさん、ありがとう。


2021年01月18日記



なはこ2017


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